フランスの情報・資料集「e-dico フランス」
リサーチをしながら拾い集めた情報を、短くまとめた電子フランス辞書(dico)、「イーディコ」です。 各トピックスを短くまとめたものですので、詳しい情報を確かめるために文末に情報源をリンクしてあります。
トピックスABC
- Agriculture 農業
- Bio フランス人とビオ
- Cambriolage 空き巣
- Charité 慈善事業
- Cinéma 映画
- Classement ランキング
- Culture 文化
トピックスABCは、こちらをご覧ください。
Attentats フランスの海水浴場に武装機動隊
ラジオEurope1によりますと、マグナンビルで警察官カップルが刺殺されたテロを受けて、今年初めて、海水浴場を警備する保安機動隊(CRS)が武装できることになりました。
海水浴場の警備や海難救助に従事するCRSは、通常、7月と8月に水着で任務にあたっています。
(2016年6月28日 Europe1)
AAA フランスの国債格付け
1月13日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、フランスの国債格付けを最上のトリプルA(AAA)からAAプラス(AA+)に1段階引き下げました。 ル・モンド紙の電子版は、「ドイツは最高位の格付けを維持していることから、サルコジ大統領の失敗と受け止められるだろう」と伝えています。
一方、別の格付け会社ムーディーズは16日、フランス政府の債務削減措置を評価し、フランスのトリプルAを維持と発表しています。
(2012年1月16日 Le Monde)
S&Pの発表は、フランスの大統領選挙のちょうど100日前で、13日の金曜日でした。 現政権への不満は、大統領選に立候補している国民戦線のマリーヌ・ル・ペン党首に票を投じる動きにつながるという見方も出ています。
Diplomatie オランド大統領、米露大統領と2回の夕食
ノルマンディー上陸作戦70周年記念式典の前日、オランド大統領はエリゼ宮に英国のエリザベス女王を迎え、その後、ギイ・サボアのレストランで米国のオバマ大統領と夕食。
その2時間後に、エリゼ宮でロシアのプーチン大統領と夜食をとりました。
ウクライナ危機が深刻化してロシアと欧米諸国は対立しているなか、フランスは、事態を打開するためのきっかけを夕食会で模索しています。
(2014/6/5 メディア各社、参考フィガロ)
トピックスEFG
- Eco エコロジーな航空機
- Emploi 就職に有利な学校
- Education 教育
- Enfant 3歳以下の子どもたち
- Enqûet 調査
- Entreprise 企業情報
- Environnement 環境にやさしい企業
- Epargne 貯蓄
- Espérance de vie 平均寿命
- Femme フランスの女性
- Gastronomie 仏料理が世界遺産に
- Grève 保育園の園長ストライキ
トピックスEFGは、こちらをご覧ください。
Homme 柔道金メダリストがスポーツ相に就任
アトランタ、シドニー五輪の柔道金メダリスト、ダビド・ドイエ(ドゥイエ)氏がスポーツ相に任命されました。
2009年の国民議会補欠選挙で与党、国民運動連合(UMP)から出馬して当選。2011年6月に在外フランス人閣外相に就任。
スポーツ相が、上院議員選挙に当選し、退任することになり、その後任に抜擢されました。
(2011年9月26日)
ドイエ氏に日本のテレビ番組への出演交渉をしたことがあります。公務多忙につき活動がひと段落したら、という返答でしたが、 閣僚入り後は更に多忙な日々になりそうですね。
Inondations 洪水被害10億ユーロ
5月末からパリ首都圏を含むフランス各地で起きた洪水被害で、フランスの保険協会(AFA)は、洪水が始まってから3週間後の集計として、支払い保険金額が10億ユーロに上ると発表しました。
パリではセーヌ川が増水し、通常は1~2mの水位が6.10mに達しました。過去にこの水位を上回ったのは1982年に6.18m、1910年の8.62mです。
(2016年6月18日 AFAほか)Islam radical イスラム過激派
フランスで起きたイスラム過激派の事件やニュースは Islam radicalのページにまとめています。
Langue 中国語の人気上昇
TF1が伝えたニュースによると、小・中・高校生の3万人が第二外国語として中国語を選んでいます。これは、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に次ぎ5番目に人気に位置します。中国の飛躍的な経済成長から、就職をにらんで言葉を習うフランス人も多いのですが、 中国の文化に惹かれて、言葉を習おうとする子どもたちも増えています。
(2011年2月7日 TF1お昼のニュースより)
logement フランスの住宅事情
住居に恵まれない人たちを支援するアベ・ピエール財団(Fondation Abbé-Pierre)は、フランスの住宅事情が悪化している現状を年次報告書で伝えました。自宅がない人は70万人に上り、1000万人は住宅危機の影響を受けています。
(2012年2月1日 Fondation Abbé-Pierre)
住宅問題はフランスの大統領選挙の争点の1つで、サルコジ大統領は全タイプの住宅を30%増やすことや2015年までに国有地を売却して住宅を増やす方針を発表しています。
Low-cost エールフランスも格安へ
エールフランスは、プロバンスの拠点マルセイユから国内外13方面に向けて格安航空運賃を導入しました。国内とヨーロッパの近隣都市への片道料金は、50ユーロから。飲食、新聞、座席指定、荷物の預け入れなどのサービスは従来通り行われます。
マルセイユは、格安航空会社の参入で競争が激化しており、5年間で発着便数は倍増しました。
エールフランスは、2012年春には、ニース、トゥルーズ、ボルドーなどでも同様のサービスを始める予定です。
(2011年10月2日 Les Echos)
Luxe フランスの高級ブランド
LVMHグループ堅調
仏高級品大手LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)グループは、2011年の総売上が前年より14ポイント増えて230億ユーロを超えたと発表しました。2月3日付のル・モンド電子版は、
フランスから国外への工場移転が続くなか、同グループの製品の90%はフランスで製造されており、
「ベルナール・アルノー会長兼CEOは、『フランス製』が可能であるという教訓を与えている」と伝えています。
(2012年2月3日 le Monde)
ブルガリもLVMH傘下に
モエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH)の報道発表によりますと、1884年創業のイタリアの有名メゾン、ブルガリがLVMHグループに参加することが決まりました。ブ両社の株式を交換し、残りの株式は、LVMHが公開買い付けの方法で取得する予定です。
(2011年3月11日 LVMHの報道コミュニケより)
これによりLVMHグループは、51番目のブランドを傘下におさめることになりました。
エルメス売上好調
フランスの高級品各社が売り上げを大きく伸ばしていますが、なかでもエルメスは、ここ10年で最も業績がいい年になる見通しです。エルメスといえば、モエヘネシー・ルイヴィトンが株式を取得して話題になっていますが、一族は、10月28日現在でも約73%の株式を所有しており経営方針に変更はないと強調しています。
(2010年11月9日 Le Figaroより)
トピックスM
- Méteo 天気
- Michelin ミシュラン・ガイド
- Migrants 難民
- Milliardaires 資産家
- Mode モード
- Muget スズランの日
- Musée 美術館・博物館
トピックスMは、こちらをご覧ください。
Natalité 出生率
国立統計経済研究所INSEEによりますと、2011年1月1日現在、フランス本土と海外県を合わせた人口が、初めて6500万人を超えました。 2010年に生まれた子どもの数は82万8000人と、増え続けています。女性1人が産む子供の数は、去年よりも更に増えて2.01人になりました。30歳以上の女性が貢献しているそうです。
(2011年1月20日 INSEEのホームページより)
Noël クリスマスプレゼント・転売編
イブの夜、贈られたばかりのプレゼントをネットで転売する人が急増している。 eコマースPriceMinisterは、24日21時から0時に転売者が殺到し、去年の同時間に比べて50%も増えた。 eBayも24日午後から25日にかけて3.5%の上昇を記録した。
ネット上で最も売りに出されているのは書籍やDVDなどのベストセラーで、同じものを贈られたために転売しているケースが多い。
書籍では、マーク・レヴィの「L'étrange voyage de monsieur Daldry」、ジャン=クリストフ・グランジェの「Le passager」、スティーブ・ジョブズの伝記など。
DVDは、ギヨーム・カネの「Les petits mouchoirs」、ハリー・ポッター、ダニー・ブーンの「Rien à déclarer」などが多い。
(2011年12月26日 Le FigaroほかFrance2のTelematinなど)
Nom 姓の表記
フィヨン首相は2月21日、行政文書に未婚の敬称である「マドモアゼル(Mademoiselle)」を使わないよう求める通達に署名しました。 2011年9月からフェミニストの団体は女性のみ結婚の有無を区別させるのは性差別であると訴え、マドモアゼルの削除を求めていました。
今後の行政文書では、敬称をムッシュー(Monsieur)かマダム(Madame)から選択し、日本語の旧姓に当たる結婚前の姓(Nom de jeune fille)の表記が家族の名前(Nom de famille)に代わり、結婚後の姓(Nom de l’épouse)は普段使っている姓(Nom d’usage)と表記されます。
(2012年2月23日 madameoumadame.fr)
Obésité フランス人もメタボ予備軍
肥満予防に関する調査を行った議員の報告によると、フランス人の肥満傾向はとどまることを知らず、このままでは2020年までに国民の30%が肥満になってしまいます。
報告では、予防策80項目が提案され、なかでも議論をよんでいるのは、現在5.5%の食料品への税率を食品によって高くしたり、安くしたりする「肥満防止税」。 果物や野菜など肥満防止に役立つ食品は低く、チョコレート、チップス、ソーダーなど肥満の原因とされる食品は高い税金を課す、というものです。
(2008年9月30日)
フランス人といえば、おしゃれでスタイルがいいように見えますが、実はメタボ予備軍が多いらしいです。「肥満防止税」は、健康のためとはいえ、喫煙者だけがかかわるタバコ税のようなものとは異なり、 低所得者からも一律に税金を徴収する改革でありため、異を唱える声の方が聞こえてきます。
トピックスP
- Pacs パックス(市民連帯契約)
- Paritée パリテ
- Patisserie ガレット・デ・ロワ
- People 有名人
- Politiques familliales 家族政策
- Portable 携帯電話
- Présidentielles 大統領選
- Procès 訴訟
トピックスPは、こちらをご覧ください。
トピックスR
- Région フランスの地域圏再編(2016)
- Roland-Garros ローラン・ギャロスは移転なし
- Restaurant レストランの価格
- Revenu フランス人の所得
トピックスRは、こちらをご覧ください。
トピックス S
- Saint-Valentin バレンタインの傾向
- Santé 大腸菌感染と農業
- Sapin もみの木リサイクル
- Séisme 東日本大震災とフランス
- Sida エイズ
- Sportスポーツ
トピックスSは、こちらをご覧ください。
Sondage 世論調査
- 国産品を好むフランス人
- フランス人とユーロ
- 原発とフランス人
- サルコジ大統領の支持率
- フランス人の人気の政治家
- 電気自動車への関心度
Sondage 世論調査は、こちらをご覧ください。
トピックス T
- Taxe サンドウィッチのTVAが上がる
- Technologie 格安タブレット端末
- Télévision フランスのテレビ事情
- Terrorismes テロリズム
- Tourisme 観光・最高級ホテル
- Transport 輸送・交通
トピックスTは、こちらをご覧ください。
Vaccin はしかの予防接種
フランスの衛生監視研究所(INVS)は、はしかが流行しているため、予防接種を勧めています。2010年は5021人が感染しており、特に10月ごろから急増しています。
2011年に入り、1月と2月だけで3749人がはしかにかかりました。なかでも、乳幼児の感染例が増えているそうです。
(2011年3月23日 INVSのサイトより)
予防接種は2回。保育園などに預けている場合は生後9か月から、そうでない場合でも12か月(1歳)から1回、13か月から24か月(2歳)の間に2回目を接種します。息子が通う保育園からも勧められました。
France 2の昼ニュースで、はしかの感染者数の急増を知り、早速2回目の予防接種を受けてきました。
Valeurs フランス人の価値観
(2011年3月8日 Ipsos pour aufeminin.com)
Voiture フランス人と電気自動車
日産がフランスでも販売開始
東日本大震災で一時生産を停止していた日産ですが、フランスでも100%電気自動車のLEAF(リーフ)を販売することが告知され、4日から先行予約が始まりました。
日産が提携しているフランスのルノーよりも一年早い販売となります。フランスにとって、2011年は電気自動車への乗り換えが始まる年で、フランス自動車工業会(CCFA)は、市場の8%を占めると予測しています。
(2011年4月4日 フィガロ紙 Nissan lance sa berline électrique en France)
電気自動車への関心度
2010年で111回を数えるパリ・モーターショー。世論調査会社LH2によると、69%のフランス人は、「同じ値段であれば電気自動車を買う」と考えています。フランス人の7割近くが、電気自動車に乗り換えようとしています。
(2010年10月1日 Metroより)
「同じ値段であれば」という見解がフランス人らしいですね。「多少高くても電気自動車にします」というのであれば、環境保護に対する意識が高まったと読み取れますが、このケースはどうなのでしょう。