フランスの地方行政改革の一環で、最も大きな地方行政区画の地域圏（région）が2016年1月に22から13に統合されました。 この再編に伴い、各地域圏の議会が名前を決めました。10月1日までにコンセイユ・デタ（国務院）によりデクレが発効されると正式名称になります。

変更のない地域圏

• Bretagne（ブルターニュ)
• Ile de France（イル・ド・フランス）
• Provence-Alpes-Côte-d'Azur（プロバンス・アルプ・コートダジュール）
• Corse （コルシカ）
• Pays-de-la-Loire（ペイ・ド・ラ・ロワール）

地域区分に変更はないが改名する地域圏

• Centre-Val de Loire　（サントル・バル・ド・ロワール）

合併して新名称を採用する地域圏

• Auvergne-Rhône-Alpes （オーベルニュ・ローヌ・アルプ）
• Bourgogne-Franche-Comté（ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ）
• Grand Est（グランデスト）
• Hauts-de-France（オー・ド・フランス）
• Nouvelle Aquitaine（ヌーベル・アキテーヌ）
• Occitanie（オクシタニー）
• Normandie（ノルマンディー）

（2016/6/27付レゼコー に新地域圏の地図あり）

France3やTF1が伝えた夜のニュースによると、全仏オープンの会場を移転するかどうかを協議したフランステニス連盟（FFT）は、2月13日に行われた代表者による投票の結果、パリ(Porte d'Auteuil)から移転しないことを決めました。 移転先として、ヴェルサイユなど３つの候補地がありましたが、現在の会場を拡張する方が新規に建設するより半額の予算ですむことがこの結果につながりました。 拡張工事の一部として、隣接する温室 (serre d'Auteuil) に新しいコートの建設が予定されていますが、環境保護派などから反対の声があがっています。

（2011年2月13日　France3やTF1の夜ニュースより）

7月1日からフランスの飲食店にかかる付加価値税（TVA)が19.6％から5.5％にひきさげられました。DGCCRFの調査によると、半数のレストランが価格をさげているそうです。

（2009年8月6日　DGCCRF)

近所の飲食店をのぞいてみたところ、「TVAが下がり、価格も下げました」という表示をかかげているところが少なくとも３件。ちなみに、近くのカフェは、コーヒー１杯が1.2ユーロから１ユーロに下がっていました。

国立統計経済研究所(Insee)によると、2008年、毎月949ユーロ（約10万6000円）で暮らしている貧困層が全体の13％おり、前年よりやや減ったものの、その数は800万人にのぼります。フランス人の平均所得は年収19.000ユーロ、月に1.580 ユーロ（約17万7000円）です。 年収35.550ユーロ（約400万円）を超える富裕層は全体の10％。

(2010年9月28日　Inseeの資料ERFSより）

1ユーロを112円で計算しました。

数字の上では、貧富の格差が大幅に広がったということはないようです。フランスはすでに格差社会ですからね。「広がる」ことに注目するのではなく、格差が縮まる傾向がみられるかどうかが重要だと考えますが、そのような見通しはなさそうです。