フランスの情報・資料集「e-dico フランス」

リサーチをしながら拾い集めた情報を、短くまとめた電子フランス辞書(dico)です。「イーディコ」と読みます。カッコ内に出典を明記し、そのあとに個人的なコメントを記入しました。

Taxe サンドウィッチのTVAが上がる

パン・菓子屋の商品にかかるTVA(付加価値税)はこれまで5.5%でしたが、2012年1月1日からサンドウィッチやキッシュなどは7%に引き上げられます。 パン、菓子パン、菓子は5.5%のTVAで変わりませんが、チョコレートにかかる19.6%と合わせると3種類のTVAが混在することになります。
(2012年12月29日 France 3 19/20 ニュースほか)

Technologie フランスの格安タブレット端末

フランスのタブレット端末のメーカー、 Archos(アルコス)は、2月28日、低価格の新しいシリーズArnovaを発表しました。 アンドロイドを搭載した3つのモデルで、最も安いものは、99ユーロと100ユーロ以下。すでに販売しているArchosシリーズとは販売ルートを別にし、CafferourやAuchanなどスーパーマーケットでも販売されます。
(2011年3月1日 TF1 Newsと le Figaroより)

この大衆向けシリーズは、Archosとは棲み分けを明確にしてブランドイメージを守るため、Arnovaという名前で販売し、「Designed by Archos」とデザインはArchosであると記しています。

Télévision フランスのテレビ事情

フランスの高給キャスター

テレビガイド「Télé 2 semaines」によりますとと、フランスのテレビ・ラジオメディアで最も報酬が高いキャスターは、TF1の20時ニュースを担当しているLaurence Ferrariで月額50 000ユーロ。 次がTF1の人気番組「The Voice」のコーチ、Jeniferがワンシーズン375 000ユーロ。続いて、30年間「Question pour un champion」の司会を担っているJulien Lepersが月額推定39 000ユーロ。
(2012年5月2日 Télé 2 semaines

高視聴率を誇る料理コンクール番組

TF1の人気番組「MasterChef」の視聴率が500万人になり、フランスの三分の一の世帯がこの番組を見ています。例えば、15歳から34歳の視聴者では、35%が9月8日に放送された番組を楽しみました。

MasterChefは、料理を本職にしないアマチュアによる料理コンクール番組で、1回目のコンクールは、2001年8月からスタート、12週間後にマスターシェフ1人が選ばれました。 賞金100 000ユーロ、料理学校での6か月受講資格が与えられたほか、料理本を発行することができます。2回目のコンクールは2010年8月に始まり、視聴率が順調に伸びています。

「マスターシェフ」のサイト   動画も見ることができます。
  (2011年9月9日 Le Parisienより)

フランス人のテレビ視聴時間

メディア研究のMediametrieの報道発表によると、2010年にフランス人がテレビを視聴した時間は前年より7分長い、一日平均3時間32分でした。 なかでも、サッカーワールドカップの視聴率がよかったほか、年金制度改革に関するニュースにも関心が集まりました。 また、記録的な寒さに見舞われた年でもあり、特に年末の視聴率が伸びました。
(2011年2月25日 Mediametrie≪L'annee TV 2010≫より)

ちなみに、日本の平均視聴時間は、4時間半だそうです。

Terrorismes 犠牲者17人

パリで発生した連続テロ事件で、風刺新聞「シャルリー・エブド」社の編集長ら10人、警察官3人、ユダヤ系食品店の従業員や客4人が殺害された。 実行犯3人は逃走をしたためパリ近郊は最高の警戒体制となった。実行犯は2ヵ所で人質をとって立てこもったが、1月7日のシャルリー・エブド社襲撃から2日後に警察の特殊部隊により同時に殺害された。

実行犯が人質をとって立てこもっている事件中、フランスメディアは実行犯との電話取材を行っている。会話の内容によると、実行犯らはイスラム過激派と主張していた。

1月11日の追悼デモにはフランス全土で400万人近くが参加し、表現の自由、宗教の自由を守ろうとする国民の意思を示した。

かねてから、刑務所で若者がイスラム過激派に勧誘されると指摘されていたが、フランス当局はイスラム過激派分子を隔離するなど更なる刑務所対策に乗り出す。

シャルリー・エブドは毎週水曜日に発行される週間新聞で、1月14日、事件後初めて発行された号は500万部印刷されたが発売初日は入手困難になっている。

(2014/1/14 Office MaMi)

Tourisme

パリ市内12区を国際観光地区

マクロン経済・産業・デジタル相は、パリ市内12区を国際観光地区(ZTI : Zones Touristiques Internationales)と定め、平日深夜0時までと日曜日の営業を認めると発表した。 報道発表によると、「パリは年間290万人の観光客が訪れる世界一の観光都市だが、観光客1人当たりの出費は世界で9位。ZTIによりパリの魅力が高まり、経済活性化と雇用創出につながる」。

対象の地区は、シャンゼリゼとモンテーニュ、マイヨからテルヌ、ボールグネル、サン・ジェルマン、レンヌとサン・シュルピス、 オランピアード、サンテミリオンとビブリオテック、ル・マレ、レ・アール、サントノレとヴァンドーム、・モンマルトル、オスマン
(2015年9月24日 経済省報道発表)

観光・フランスの最高級ホテルPalacesに8ホテル

フランスの最高級ホテル「Palace(パラス)」に、プラザ・アテネやパリのル・ブリストルなど8つのホテルが認定されました。パラスが公式に認定されたのはフランスでは初めてで、政府は2009年に最高級のカテゴリーに5つ星ホテルを新設し、現在130のホテルが選ばれています。

アジア資本の高級ホテルがパリに進出し、競争が激化しているため、フランス式最高級ホテルのカテゴリーを設けて対抗することになりました。

審査を行ったのは、フランスの観光促進機関Atout Franceで、客室の大きさ、コンシエルジュ、複数言語に対応できるチーム、レストラン、スパなどが判断基準になりました。14のホテルが立候補していました。
(2011年5月5日 les Echos)

Palaceに選ばれた8つのホテル

(Paris)le Bristol, le Meurice, le Park Hyatt Paris Vendôme, le Plaza Athénée

(Biarritz) l'Hôtel du Palais

(Courchevel) le Cheval Blanc, Les Airelles

(Saint-Jean-Cap-Ferrat) Le Grand-Hôtel du Cap Ferrat

Transport パリのカー・シェアリング好調

2011年末にパリと周辺自治体が導入したカー・シェアリング、EVセルフサービスのオートリブ(Autolib)は、年間契約者が5200人に達し、短期契約者数も1万5000人を超えました。

同サービスを運営するボロレ・グループは、予想よりも早く採算化できるとの見通しを発表しました。
(2012年5月9日 Le Groupe Bolloré

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2015年1月と11月にパリで起きたテロではテレビニュース取材を行いました。

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