パリ、3度目のロックダウン

パリ便り

パリを含むフランスの16県では、3月19日夜24時から外出制限(confinement)が導入されます。パリで同措置が導入されるのは、20年3月、11月に続き、3度目です。

カステックス首相は記者会見で、パスツール研究所のデーターを引用し、感染経路を説明していました。

・感染の29%が職場での感染→テレワーク推奨の根拠

・マスクを着用する公共交通機関の利用は、密室でマスクを外す傾向がある自動車相乗りよりもリスクが低い。

3月9日付でパスツール研究所が報道向けに発表した資料によると、首相が引用したデーターの他に、感染経路としてリスクが高いと見られているのは、
家族、職場での「食事中」とのこと。
首相も、職場で複数で食事をとることも感染リスクを高めると注意を促しました。

パリの外出制限は少なくとも4週間と発表されました。去年の同時期に突然導入された外出制限では、公園も閉まり、気軽に散歩もできませんでしたが、今回は、自宅から10km以内で、証明書を所持すれば、時間制限なく、散歩や運動をするために外に出られます。