パリについての雑学を書き留めたメモ帳からピックアップした「パリの旅」です。

ポンヌフのアンリ4世

ポンヌフアンリ4世の銅像色男の小公園
ポンヌフの中腹にあるアンリ4世の騎馬像と色男の小公園。

パリにある橋のなかで最も古いのはPont Neuf(ポン・ヌフ)。フランス語では「新橋」を意味するのに現存するパリのなかで最も古い橋。なぜかというと、それまでの橋は両側に家や店が建っていたが、ポン・ヌフはそれらに代わって歩道や広場をつくった初めての橋なのだそうだ。

ポン・ヌフが完成したのは1603年。当時、ポン・ヌフは多くの人びとを魅了し、新しい観光名所となったそうだ。パリ市のHPによると、その理由は、橋の両側に建築物がなくなったため、橋の上からセーヌ川を眺めることができるようになったから。 (パリ市HP)

中腹の広場に、アンリ4世の騎馬像が建っている。ポン・ヌフが完成した時に国を治めていた王様で、橋の名付け親でもある。騎馬像は、アンリ4世が暗殺された4年後につくられたが、フランス革命の時に破壊され、1818年につくりなおされたそうだ。この像を眺めているとなんだか口説かれているような気がする・・・。

アンリ4世のあだ名は「色男」。女性が大好きなオトコだったらしい。騎馬像の後方にある小さな公園は「色男の小公園(Square du Vert Galant」という。この王様に惹かれた!

パリから車で7時間。アンリ4世はフランス南西部のポー(Pau)にあるお城で生まれた。続きは、「パリからの旅~Pau」に記す予定です。

パリのナイトショー

予約方法

お客さんのためにしばしばキャバレーを予約するのですが、いつも当日の午前中。大抵、予約OK。英語かフランス語が片言でもできる人は直接電話で予約し、現地でカードまたは現金払い。 心配な人はホテルのフロントに頼む。前金を渡し、残りを現地で支払う。キャンセルすると返金されないこともあるので要確認。各キャバレーはサイト予約も受け付けている。カード情報を記入するので、キャンセルはできませんが、確実に行くことが決まっていれば簡単に予約可。

オススメ

Moulin Rouge。最もオススメ。女性でも楽しめ、わかり易いシステム。開演30分前には入り口にならんで、予約チケットや予約番号、電話で予約した場合は名前を伝える。 冬は、必ずコートを預けるように指示されますので小銭の用意を。係の人が席へ案内してくれます。座ってまっていると、まず、清算。続いて、シャンパンをついでくれます。スペクタクルのみは21時と23時、夕食付きは19時から。夕食付きのほうが舞台に近い席のようです。

LIDO。シャンゼリゼ大通沿いにあり、ショーの前後に外食したり一杯するのに便利で安全。どこも同じですが、入り口にガードマンがいて荷物が大きいとチェックされます。コートや荷物を預ける際に必ず貴重品は身につけて。引き換えチケットをなくさないように注意。
予約ナンバーや名前を伝えると係が案内してくれるます。

Crazy Horse。シャンゼリゼ大通からGeorge V大通りに入ってセーヌ川に向かいます。こじんまりとした舞台、席によって2種類の値段があります。ダンサーは粒ぞろいです。

パリは彫刻美術館~接吻

ブランクーシルーマニア出身のBrancusi(ブランクーシ)はパリのポンピードセンターの一角にアトリエを残す偉大な彫刻家です。かつて彼のアトリエを訪ねた時、「接吻Le Baiser」に言葉では表現できないほどの魅力を感じました。 モンパルナス墓地に同じ作品があることを知り、さっそく足を運ぶ。墓地の奥の片隅にひっそりと、しかし、存在感のある作品がありました。この墓はブランクーシの友人夫婦のものですが、この夫婦は自殺、悲しみにくれたブランクーシは夫婦を弔って彫刻を墓の上に供えました。

パリは街全体が彫刻美術館のよう。銅像や彫刻を調べるとパリの歴史や社会が見えてきます。

不思議のメダイの聖母

パリの高級デパート、ボン・マルシェの隣に、小さな聖堂があります。ここは、愛のシンボルであるハートが描かれた不思議なメダイで知られているところです。 聖母マリアが出現したと言われ、現在も多くの人びとがお祈りに訪れています。

ある番組のリサーチでこの聖堂を訪ね、祭壇のあるものを確認するためにいったのですが、最前列にひざまずき祈る人々の表情を見て驚きました。この人たちが、祈りをささげることで救われますように...。こう祈らずにはいられない光景でした。

愛のことで悩んだり、健康のことなどで祈りをささげたい方は、

Chapelle Notre Dame de la Médaille Miraculeuse
140, rue du Bac 75006

モンスリー公園

太陽が久しぶりに顔を出した日曜日、パリの南にあるMontsouris公園へ散歩にでかけました。公園は家族連れでいっぱい。
パリ市のHPによると、この公園にはおよそ1400本の木があり、多くが樹齢100年。公園をつくったのははナポレオン三世。 亡命先のロンドンの公園にヒントを得て、パリにも階級の差別なく、人びとの憩いの場になるような緑のスペースを各所に作りました。南の拠点が、モンスリー公園です。

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芸術の秋に行く公園

  • Jardin Tino Rossi
    セーヌ川沿いある野外彫刻公園ティノ・ロッシ。ブランクーシやセザールなどの作品を 見ながら散策できます。
  • Jardin du Musée Rodin
    ロダン美術館の彫刻庭園、考える人やバルザックなどの彫刻を見ながら庭園を散策できます。
  • Jardin du musée Zadkine
    ザッキン美術館の庭。モンパルナスの小さなアトリエです。

パリを緑に!

公道や共有地などに花や木を植えたり、植木鉢などを置く許可を得て、パリの植物を増やそうという取り組みが行われています。 許可書申請はネットでできます。Un permis pour végétaliser Paris

6月に花がきれいな公園

パリの小さな美術館

オフィスの本棚

パリを歩くのに便利な地図です。キオスクでも売っています。

日曜日に行ける高級レストラン

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